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Posted on 2026-03-25
情報処理学会 第88回全国大会で発表しました(D1 藤川)
皆さん,こんにちは!D1の藤川です.
さて,今回は2026年3月6日(日)〜8日(火)の3日間に,愛媛県松山大学で開催されました情報処理学会 第88回全国大会でD1の藤川とB4の杉本,松村の3名が発表いたしましたのでその報告をさせていただきます.
発表内容①
タイトル: 記事の意味的構造に着目したこたつ記事の類型化著者: 杉原 昂紀,⚪︎藤川 雄翔,藤代 裕之,松下 光範
解説: この研究は,近年問題となっているこたつ記事をどのようにして見つけるか,見つけるためにパターンが存在しないか,を明らかにするために行いました.こたつ記事とは,「取材を必要としないSNSやTVなどの他のメディアをもとに作成した記事」のことであり,まさしくこたつの中で内職をしながらでも書けてしまう記事のことを指します.こたつ記事が増えてしまうことで記事の品質や信頼性が低下してしまうため,こたつ記事を見つけ,事実かどうかの検証が難しいネット由来の信頼度が低い箇所を記事の閲覧者に対して注意を促すことが本研究の目的です.こたつ記事を特定するための判断材料として記事の意味構造に着目し,その意味構造の出現割合や順序に新聞記事とこたつ記事の間で違いが見当たらないかを検証しました.
発表スライド:
論文情報
杉原 昂紀, 藤川 雄翔, 藤代 裕之, 松下 光範. 記事の意味的構造に着目したこたつ記事の類型化, 情報処理学会第88回全国大会講演論文集, No.4, pp.981-982, 2026.
発表内容②
タイトル: デジタルイラストマップを用いた散策行動の類型化 —京都嵐山地区を対象として—著者:⚪︎ 杉本 彗祐,松下 光範,高橋 徹,徳丸 晴天
解説: 観光地への導入が進むデジタルマップにおける,改善運用サイクルに必要なフィードバックの難しさに着目しました.多様な目的を持つ観光客に対して,効果が一様ではないことが難しさの要因の一つです.そこで研究では,利用者全体を見るのではなく行動パターン別に細かに類型化をして,類型別に評価を行うことを試みました.京都嵐山地区を対象に実データを用いて検証し,10種類の行動類型を得て,デジタルマップ機能を積極的に利用していた層が広域なエリアを散策する傾向に変容している可能性を示しました.
発表スライド:
論文情報
杉本 彗祐, 松下 光範, 高橋 徹, 徳丸 晴天. デジタルイラストマップを用いた散策行動の類型化—京都嵐山地区を対象として—, 情報処理学会第88回全国大会講演論文集, No.1, pp.469-470, 2026.
発表内容③
タイトル: 観光資源の把握を目的とした街の特徴可視化ツールの構築 —京都市を事例として—著者: ⚪︎松村 匠馬,松下 光範
概要: 訪日旅行者の多くは,事前に情報収集を行い旅程を決定する傾向がある.しかし,特定スポットへの偏重により,収集する情報が局所的になってしまい,滞在拠点となる街の特徴や観光資源を把握することが困難である.そこで本研究では,観光資源の把握を目的とした街の特徴可視化ツールを構築した.このツールは京都市全124駅を対象に,飲食・宿泊・観光スポットデータを収集し,各駅周辺における観光資源の分布を地図やグラフで可視化することで,各駅の特徴を直感的に把握することを支援する.本稿では,2つのシナリオに基づき,駅周辺の資源構成の理解を促し,多様な滞在拠点の発見と選定に有効であるかを検証した.
発表スライド:
論文情報
松村 匠馬, 松下 光範. 観光資源の把握を目的とした街の特徴可視化ツールの構築—京都市を事例として—, 情報処理学会第88回全国大会講演論文集, No.1, pp.467-468, 2026.
感想
今回は今年卒業した杉原くんの修士論文の内容を,代打で情報処理学会で発表いたしました.いつもはコミックに関する研究発表ばかりで,ニュースに関する研究発表をしたのは今回が初めてでしたが,無事に発表を終えることができてよかったです.愛媛に来てすぐに「ようおいでたもなし 情報処理学会 第88回全国大会」という広告を目にし,規模のデカさを実感しました(笑).愛媛県は初めて行きましたが,とんかつ,鯛めし,じゃこ天,みかんジュース,etc…と美味しいものだらけで大満足でした!さらに,空き時間に訪れた松山城も城内のつくりに大興奮してしまいました!!個人的にまた訪れたくなる街でした.
最後になりましたが,論文や発表スライド等に関してご指導いただいた,松下先生,法政大学の藤代先生に感謝申し上げます.ありがとうございました. (藤川) 自身にとって初の学会発表であり,本番ではどうしても緊張が抑えきれませんでした.足は震え,装着しているスマートウォッチから発表中は常に”高心拍数の検知”を通知されていました.まだまだ未熟ですが,先生からは「以前に比べ,段階を踏んで確かに成長はしている」との言葉をいただきました.3日間に渡る学会の場で,非常にたくさんの学びと着実な経験を積むことができました.そんな思いの詰まった松山の地に,また機会があれば訪れたいと感じています. (杉本)
(文責: D1 藤川)
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