十六期生 / 研究活動 / 茂木奈々瀬

Posted on 2025-12-30
TAAI2025で発表しました(B4 茂木)


皆さん,こんにちは.B4の茂木奈々瀬です. 2025年12月13日~14日に,台湾・台北市の国立師範大学で開催されたTAAI2025に参加し,研究発表を行いました.



タイトル:Human or LLM? Distinguishing Online Comments by Emotion and Tone
著者:Nanase Mogi,Yutaka Morino,Megumi Yasuo,Mitsunori Matsushita  
みなさんは,生成AIって使いますか?
ChatGPT,Geminiのようなチャット型のAIが生成する文章は,まるで人間が話しているように,とても自然ですよね.
AIはどんどん新しいモデルが出て,2020年ごろの,ChatGPTが登場した頃と比べても,人間の文章との違いを判別することが難しくなっています.
生成文章は,商品レビューの要約など,現在多くのサービスで見ることができます.オンラインニュースにおいても,記事の要約,コメント欄のコメントの要約として使われています.

私は,このオンラインニュースの中でも,コメントに着目しました.
「コメントそのもの」を生成AIで生成すると,どうなるでしょうか.もし生成した人にその記事についての知識がなくても,専門家のようなコメントを生成することもできてしまいます.
これは,コメントで特定の思想に誘導する扇動をやりやすくしたり,コメント欄の信頼性を下げる恐れがあります.
そこで,
・本当に生成文章と人の文章に見分けがつかないのか?
・どういう手がかりを使って,「AIっぽい」「人っぽい」を判断しているのか?
という問いを立てました.
私は,生成コメントにおけるニュースコメントが,どういう手がかりで「AIらしい」「人間らしい」と判断されているのか,口調と感情の表現が影響しているのではないかと仮説を立てて検証しました.
人々が「AI=機械っぽい=ですます口調で丁寧,中立的でどっちかつかずの意見を言う」と考える傾向があることが,調査をするうちに確認できたからです.   
結果,今回の実験では,仮説が支持されました.
「~です」より「~じゃん」というようなフランクな言葉遣いは人間らしいと思われ,感情的であるほど人間らしい,中立的で冷静であるほどAIらしいと判断されたのです.
実際には,今のAIは,どんな口調の,どんな振舞いの人にもなれます.けれど,人間の印象はまだまだ追いついていないのかもしれません.
とても興味深いテーマです.今後も研究を通じて,人がAIをどんなふうに感じているのか,調査していきたいと思います!

感想


国際会議は,2025年に福岡で参加したICIEVhttps://mtstlab.org/?p=10544 に続いて二回目でしたが,海外に行くのは人生で初めてでした( ;∀;) 
慣れないことばかりでしたが,先生方,先輩方にサポートいただき,無事に発表を終えられました.台湾の料理や街並みも堪能できて,とっても楽しかったです.また行きたい💛
学部は卒業となりますが,大学院でも,精力的に研究活動を継続していきます!
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