十三期生 / 十二期生 / 宮川栞奈 / 研究活動 / 藤川雄翔
Posted on 2024-09-18
EC2024で発表しました(M2 藤川)
皆さん,こんにちは!今年の夏が暑すぎるせいで,毎日汗だくで過ごしている藤川です!🥵
今回は2024年9月2日(月)〜4日(水)に,北海道江別市にある北海道情報大学で開催されました Entertainment Computing 2024で「物語の展開に伴う登場人物間の関係性変化のインタラクティブな可視化手法の検証」というタイトルで現地にて口頭発表とデモ発表を代理で発表してきましたのでその報告をさせていただきます.
この研究は12期の卒業生である宮川栞奈さんの修士論文の内容をまとめたものであり,HCGシンポジウム2023で発表した内容の続きになりますので,よろしければそちらも合わせてご覧ください.
発表内容
タイトル: 物語の展開に伴う登場人物間の関係性変化のインタラクティブな可視化手法の検証著者: 宮川 栞奈,⚪︎藤川 雄翔,松下 光範
概要: 本研究は,物語作品の創作支援を目的として,読者が読み進める時間(物語言説時間)と物語の中で登場人物が体験する時間(物語内容時間)のふたつの時間的観点から,登場人物の関係性の変化をインタラクティブに可視化することで物語構造を把握する手法を提案する.登場人物間の関係性を可視化する手法として相関図があるが,その多くは静的であり,関係性の変化を読み取ることは難しい.提案手法では,登場人物間の関係性をネットワーク図で表現し,物語言説時間と物語内容時間のそれぞれの時間軸をタイムラインとして可視化し,物語言説のタイムラインに付与したスライダー機能を操作することにより関係性を変化させられるようにした.ユーザ実験により提案手法の有効性を検証した結果,提案手法を用いることで登場人物間の関係性やその変化を理解できるようになる一方で,時間構造の可視化については改善の余地があることが確認された.
発表スライド:
論文情報
宮川 栞奈, 藤川 雄翔, 松下 光範. 物語の展開に伴う登場人物間の関係性変化のインタラクティブな可視化手法の検証, 情報処理学会エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2024論文集, pp.342 – 347, 2024.感想
今回,北海道に向かうために飛行機に乗る予定だったのですが,なんと当初予定していた飛行機と台風がバッティング!!そのため,急遽2日前の夜に到着する飛行機に乗るように予定を変更しました!!初めての北海道上陸だったのですが,だいぶバタバタしてしまいました(笑) 9月なのに涼しくて過ごしやすく,また,どこの食事でも美味しいものをいただくことができて,「さすが北海道!!」と感動しました.
今回の発表は12期生の卒業生である宮川さんの修士論文の内容をまとめたものなので,しっかりと発表と質疑応答ができるか不安ではありましたが,なんとか無事に終えることができました.他の人の研究を自分の研究のように考え,論文としてまとめ,発表するということは大変なことでしたが,学ぶことが多くある良い機会となりました.
最後になりますが,論文や発表スライド等に関してご指導いただいた松下先生に感謝申し上げます.ありがとうございました.

(文責:M2藤川)
Related Posts