十二期生 / 研究活動 / 高橋知奈

Posted on 2024-01-22
HCI206で発表しました(M2高橋)


皆さんこんにちは!
松下研究室M2の高橋知奈です.
2024年1月15日(月)〜16日(火)に沖縄県那覇市の沖縄産業支援センターで開催されました「第206回 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会」で発表しました.

発表内容

本研究の目的は,料理と器の双対性に着目した検索支援の実現である.人は器を購入する際,ある器を起点として「この器はどの料理に使えるか」を考える.同時に,ある料理を起点として「この料理に合う器はどれだろうか」を考える.我々はこうした人の器の選択行為を,料理と器のいずれか一方を起点とする繰り返し試行を通じた双対的な探索過程であると捉え,その行為を円滑に行えるようにすることを試みた.提案手法では,食材や調理動作といった料理が持つ要素と,形状や材質といった器が持つ要素を互いの選択肢を絞り込む制約と捉え,料理と器を互いにクエリとする検索を可能にする.これにより,料理との相性を考慮しながら器選択を行うことを支援する.


感想

私にとって今回のHCI206は最後の学会でした.
緊張しました….今までで一番緊張しました.これ毎回言っている気がします.
緊張はしましたが,好反応でしたので途中からは自信を持ち,楽しく発表できたかなと思います.これもいつもと同じです.
当時学士3年だった私にとっての一番最初の発表(DEIM2021)を思い返すと,とにかく伝えないといけない情報を説明しなきゃといったような単なる「情報伝達の発表」だったなあと思います.今回は発表前日に行われた懇親会の話や沖縄の器や料理を発表のネタとして出しながら説明するといった少し遊び要素を入れた発表ができたので,前より自分も聴講者の方々も共感しながら楽しめるといった「コミュニケーションのような発表」ができるようになったのではないかなと感じています.

今回の発表はもちろん,この4年間,このような素晴らしい機会を与えてくださった,担当教員の松下光範先生,そして共著者として支援してくださりました山西良典先生に深く感謝いたします.

研究室に所属してからの学士2年と修士2年,合計4年間の研究生活を経て,器研究の領域を広げることができたのではないかと私は思います.
今後は器研究を引き継ぐ,後輩の皆さんに器研究の領域がより広がるよう研究に精進して欲しいです.

 
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