十三期生 / 研究活動

Posted on 2023-03-26
EC67で発表しました


皆さんこんにちは!M1の高橋です.2022年3月16日 (木),17日(金)に芝蘭会館別館で開催された第67回 情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会 研究発表会で,B4東が発表致しました.   今回の発表資料や料理情報学に関する過去の発表論文・発表資料は関西大学 松下研究室 論文レポジトリに記載しております,そちらもぜひご覧ください!

タイトル:レシピの手順に着目した複数の器特徴の推定

著者: ◯東 奈穂,高橋 知奈,山西 良典,松下光範

概要:食事において,料理の見映えは食事体験の向上に大きく貢献する要因のひとつである.料理の見映 えを引き立たせるには,料理に対して適切な器の選択が求められる.器の選択は,料理の種類に応じた機 能的な制約(e.g., スープなどの汁物には深皿が適切,熱い料理には耐熱皿が適切)を満たした上で,配色 や形状等の美的観点を考慮して行われる.これには,膨大な種類の料理や器の組み合わせを検討する必要 があり,人手による器の推薦には多大な労力がかかるため,計算機での推薦が望ましいが,計算機による 器の選択支援を実現するには,料理と器それぞれの特性と両者の適切な組み合わせを理解し,ユーザの嗜 好を反映した器を提案する機能が求められる.本稿では具体的な料理名を対象とし,レシピ文から器特徴 が推定可能かを両者を対応付けたデータセット用いたfastText のText Classification による判別モデルで 検証した.検証の結果,機能的側面の3 項目(深さ,材質,取手)と美的側面のテイストは,チャンスレ ベルより0.17-0.38 ポイント程度上回っていた.一方,テイストを除く美的側面の3 項目(うねり,角丸, 形)はチャンスレベルと同程度に留まり,器特徴の推定は困難であることが確認された.

感想:初めての学会発表で緊張しましたが,先生や先輩方のおかげでなんとか発表することができました.ありがとうございました.発表後の質疑応答では研究者の方から様々な意見を頂きました.器を選ぶことの楽しさが少しでも自分の発表で伝わっていたら嬉しいです.

       

(文責:12期 高橋知奈)

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