十期生 / 研究活動
Posted on 2020-09-22
NICOGRAPH International 2020で発表しました
M1の樋口友梨穂です.2020年6月5~6日に,オンライン開催されたNICOGRAPH International 2020に参加し,下記の内容について口頭発表を行いました.
発表内容
タイトル:Investigation of Method Presented Nonverbal Information Using Tactile Sensations of Real Objects著者:Yuriho Higuchi, Mitsunori Matsushita(Kansai University)
論文情報:
https://www.computer.org/csdl/proceedings-article/nicoint/2020/09122334/1kRSepRxq80
概要:本研究の目的は視覚障がい者に対して人の雰囲気や表情といった非言語情報を触覚的に提示することです.この非言語情報は単一の尺度で表しにくく,複数の要素を含むものであるため,同じく複数の要素を含む実物体の触感を利用して非言語情報の提示を行うことを提案しています.その端緒として実物体の触感である硬軟・摩擦・凹凸を利用し,これらを組み合わせて同時に提示するプロトタイプシステムを実装しました.このシステムを用いて,システムが提示する触感と人が感じる触感の違いを調査しました.
感想
今回の学会は私にとって初めての学会であり,英語での発表でもあったため,事前に何度も発表練習を行っていました.英語で自分の伝えたいことを伝える,というのは難しいことでしたが練習の成果もあり,発表も質疑応答もつつがなく終了することができました. 今年は新型コロナウイルスの影響で,オンライン開催となってしまいました.そのため,質疑応答以外の時間に他の発表者や聴講者と研究について議論を行うということは叶わず,その点はとても残念でした. この状況がいつまで続くかは不明ですが,今後に備えてもっと学会で活発な議論ができるよう,英語の勉強や自身の研究を行っていきたいと思います. (文責:10期 樋口友梨穂)Related Posts