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Posted on 2019-11-07
第2回コミック工学研究会で発表しました


こんにちは.D2の安尾です.
10/25-26日にかけて,公立はこだて未来大学(北海道函館市)で開催された
「第2回コミック工学研究会」に参加しました.
弊研究室からは安尾(D2),朴(D1),井上(B4)が発表を行いました.
研究会の詳細についてはこちら
会場の「公立はこだて未来大学」.
夜になるとガラスの壁に文字が浮かんでいました
会場入口のポスター

発表内容

1.「登場人物の行為に着目したシーンの言語化に関する一検討:少女漫画を対象として」

(発表者:井上)
「主人公が意中の相手に助けられるシーン」等,コミックの特定のシーンを検索可能にすることを目指しています.
シーンを検索可能にするためには,対応する言語データ(メタデータ)を紐づける必要があるため,本研究ではシーンの言語化に関する検討を行いました.
登場人物の行為に着目したシーンの言語化に関する一検討:少女漫画を対象として from Matsushita Laboratory
Sigcc2019_sumi from Matsushita Laboratory

2.「実環境と紐づいた物語コンテンツによる周遊行動の誘発」

(発表者:安尾)
この研究は,日常空間における「寄り道」や「探検」といった周遊行動を誘発し,慣れ親しんだ環境に対して新たな気づきを獲得することを目的として,小説やコミックといった物語コンテンツを利用したモバイルアプリケーションを実装しました.
実環境と紐づいた物語コンテンツによる周遊行動の誘発 from Matsushita Laboratory
sigcc2019_yasuo from Matsushita Laboratory

3.「BERTを用いたコミックにおける固有表現の抽出と類似語の推定に関する検討」

(発表者:朴)
近年自然言語処理において高精度かつ高汎用性が認められたBERTを用いることで、コミックに含まれた固有表現の抽出の精度向上を試みました.

コミック工学研究会は今年から始まった若いコミュニティで,小規模ながらも密な議論が行われていました.参加者の方々は研究者や企業の方だけではなく,漫画家の方や編集者の方もおられました.コミック工学研究は弊研究室のメインストリームでもあります.今後,研究会が大きく発展することを期待しています.
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