七期生 / 研究活動

Posted on 2019-05-29
MMM2019にて発表しました(朴)


こんにちは、D1の朴です。

1月8〜11日にギリシャのテッサロニキで行われた、25th International Conference on MultiMedia Modeling (MMM 2019) にて下記の内容で、口頭発表を行いました.

発表内容

Estimating Comic Content from The Book Cover Information Using Fine-Tuned VGG Model
○Byeongseon Park, Mitsunori Matsushita(Kansai University)

[発表概要]
従来,コミックの内容を把握するためのリソースには,コミックそのものやレビューから抽出できる情報が用いられてきました.しかし,これらのリソースはテキストや画像が混交しているために詳細な分析が難しく,抽出できる情報に偏りがあるといった問題がありました.この問題を解消するため,本稿ではコミックの表紙に着目し,表紙から検索に利用可能な情報を抽出します.提案手法では, VGG-16 モデルに Fine-Tuning を行った推論モデルを用いて,表紙に描かれた作品の世界観を推定しました.更に,得られた意味ベクトルやタグに基づき各コミックを関連づけました.実験の結果,推論モデルの精度は 0.69 であり,関連付けられたコミックには時代や文化的背景の類似性が示唆されました.

[論文情報]
https://www.springerprofessional.de/en/estimating-comic-content-from-the-book-cover-information-using-f/16354212

感想

今回は、単身での渡航となったのですが、子供の頃から絵本で接してきたギリシャ神話の舞台に行けると思うと期待が湧いて仕方がありませんでした。長いフライトを経てたどり着いたギリシャは、雪で真っ白に塗りつぶされとても綺麗でした。教科書でしかみたこととのない建物や石像が街に溶け込まれていて、どこを行っても博物館を歩くようでとても興味深かったです。

会議もまた、日本や中国といったアジア圏の国よりも北米・ヨーロッパ圏の参加者が多い学会は初めてだったので、会場の雰囲気も打って変わってとても新鮮でした。発表内容が興味深いことはもちろん、懇親会などでの議論では今まで聞けなかった観点での意見が聞けてとても有意義だったと思います。

          

(文責:7期 朴炳宣)

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