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Posted on 2018-12-19
SIGGRAPH Asia 2018で発表しました(赤星)
M2の赤星です.12月4日(火)-7日(金)に,東京国際フォーラムで行われたSIGGRAPH Asia 2018にて発表しました.
SIGGRAPHはコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する国際学会です.SIGGRAPH Asiaはそのアジア版として開かれており,今年は東京で開催されました.
同期の北村くん,B4の住友さん,B3の井上さん,坂下さん,建田くんもStudent Volunteerとして参加しました(そちらの記事もあるのでぜひご覧ください).
今回,僕は修論に向けて進めている内容を英語化し,ポスター発表しました.
今年のEC2018でも発表したものです.論文は以下の内容です.
Afterglow projection: virtual information projection method to real environment using pico projector in mixed reality
Shumpei Akahoshi, Mitsunori Matsushita
世の中では複合現実感という技術が実現されています.例えば,MicrosoftのHoloLensのような眼鏡型デバイスを通して現実を見ると,アプリのウィンドウやキャラクタが現実にいるかのように表示されます.こうしたユーザがデバイスを頭部に着用する必要があるものに対して,プロジェクション・マッピングのように,プロジェクタからの映像出力を用いて表示する方式も実現されています.本研究ではそのプロジェクション方式に対して,小型のプロジェクタをユーザ自身が手に持って環境に投影を行うインタフェースを実装することでユーザが自分の提示したい情報を実環境に任意で提示可能な体験を実現しました.
こちらにその動画もアップロードしています.
ポスターでの発表は,僕はかなり英語を苦手としていることもあり,相当苦戦してしまいました.しかし,自分と近いプロジェクションの研究を行なっている学生や,各学会でお会いした教授の方々とお会いして意見交換などを行うことができ,有意義な時間を過ごすことができました.
他の出展も国内外の実力者が集まり,たいへん盛況でした.
非常に規模の大きな学会であることや,東京での開催ということもあり,SIGGRAPH本体にも匹敵する来場者が訪れたそうです.ただ,見ている限りだと,自分たちの研究と途轍もない差があるということもなく,頑張ればポスターに留まらずE-Tech(展示)での発表も目指せるだろうなという所感です.やっぱり実際にシステムを持っていき,意見を仰ぐ方が人目も引くし良いのだろうなあ….
個人的には,3年前の神戸開催にてStudentVolunteerで参加していたこともあり,次の日本開催のタイミングで発表者として参加できたことを大変嬉しく思います.
また就職先の企業からも出展があったこともあり,卒業後もお仕事関連で足を伸ばせるといいなー…と思いました.
(文責:M2赤星)
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