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Posted on 2026-09-25
第25回情報科学技術フォーラム(FIT2026)に参加しました& 受賞しました(M1 三藤・清水・東岡・茂木・吉田)
皆さんこんにちは!!!!M1の東岡と吉田です. 2026年9月2日(水)から9月4日(金)にかけて,北九州学術研究都市でハイブリッド開催された第25回情報科学技術フォーラム(FIT2026)に参加しました.
松下研究室からはM1:三藤・清水・東岡・茂木・吉田の5名が参加しました.
参加概要
名称:第25回情報科学技術フォーラム(FIT2026) 会期:2026年9月2日(水)〜 9月4日(金) 会場:北九州学術研究都市(北九州市立大学、九州工業大学、早稲田大学) 開催形式:ハイブリッド開催 公式情報:FIT2026公式サイト発表内容(三藤)
タイトル:理学療法士間のアセスメント文の観点の違いを比較するための推論構造可視化ツール著者:三藤優実・髙橋可奈恵・ 堀寛史・松下光範
解説:理学療法士が記述する症例レポート等のアセスメント文には,経験知や判断基準が表出しており,臨床推論の理解や偏りの検証に有用な手がかりとなる.しかし,着目点や表現の相違から,文脈の直接的な比較は困難である.そこで本研究では,アセスメント文が含意する推論構造をネットワークとして抽出し,複数の理学療法士のネットワークを同一空間上に重畳表示する推論構造可視化ツールを提案する.これにより,客観的な比較分析を可能にする.検証として,経験年数の異なる複数の理学療法士のアセスメント文に本ツールを適用した結果,思考のばらつきや偏りを可視化し,記述からは捉えにくい推論の差異を把握できることを確認した.
論文情報(三藤)
三藤 優実, 高橋 可奈恵, 堀 寛史, 松下 光範. 理学療法士間のアセスメント文の観点の違いを比較するための推論構造可視化ツール, 第25回情報科学技術フォーラム講演論文集, Vol.3, pp.607-608, 2026.発表内容(清水)
タイトル:カラーイメージスケールを用いた器の印象推定手法の検討著者:清水康生・松下光範
解説:食事提供者が企図する印象で食卓を演出するには,各器が食卓にもたらす印象を理解し適切に選択する必要があるが,これは多くの人にとって容易ではない.企図する印象に適した器の推薦を実現するには,各器に予め印象ラベルを付与しておく必要がある.そこで本稿では,“器の印象は視覚的特徴によって決定される”という仮定の下,器画像中の色彩から器の印象を推定する手法を提案する.カラーイメージスケールを参照し,器画像から抽出した色彩特徴量と配色パタンの色彩特徴量との類似度を算出することで,器の印象を推定する.推定手法の妥当性を評価するため,推定された器の印象が人の印象評価と一致するかを検証するユーザ実験を実施した.
論文情報(清水)
清水 康生, 松下 光範. カラーイメージスケールを用いた器の印象推定手法の検討, 第25回情報科学技術フォーラム講演論文集, Vol.3, pp.525-526, 2026.発表内容(東岡)
タイトル:複数のウェアラブルデバイスを用いた跳躍動作計測手法の検討著者:東岡秀樹・松下光範
解説:本研究では,3点のウェアラブルデバイスを用いた簡便な跳躍動作計測手法を提案する.跳躍は全身の連動に基づく動作であり,その姿勢が結果に影響するが,従来手法では,複数部位間の相対的な動きを捉えきれない課題があった.そこで本稿では,身体上の3点(頭部・腹部・膝上部)にセンサーを配置するシステムを構築し,腹部(体幹)に対する頭部や下肢の相対姿勢,および跳躍高や接地時間などの跳躍特性を同時に計測する手法を提案する.検証として,姿勢の制御が成否を分ける縄跳びの二重跳びを対象とした実験を行い,提案手法を用いることで,対象動作の習熟度による跳躍特性や姿勢の傾向を確認した.
論文情報(東岡)
東岡 秀樹, 松下 光範. 複数のウェアラブルデバイスを用いた跳躍動作計測手法の検討, 第25回情報科学技術フォーラム講演論文集, Vol.2, pp.821-822, 2026.発表内容(茂木)
タイトル:LLM生成コメントの語調が閲覧者にもたらす印象についての予備調査著者:茂木奈々瀬・松下光範
解説:本研究では,LLM生成ニュースコメントの語調が閲覧者に与える印象を調査した.社会問題を扱うオンラインニュースのコメント欄は,語調や語彙の難解さから閲覧者に心理的ハードルを生じさせることがある.そこで本研究では,文章の要旨を維持したまま表現を調整できるというLLMの特性を活用し,生成したコメントが閲覧者の印象に与える影響について調査した.調査では,口調を3段階に変更した生成コメントリストを用意して閲覧者に提示し,それらの差異を印象に関する指標(e.g.,建設性)に照らして検証した.その結果,口調の変更によってコメントの印象評価に一定の影響を与える傾向が観察された.
論文情報(茂木)
茂木奈々瀬,松下光範. LLM生成コメントの語調が閲覧者にもたらす印象についての予備調査 , 第25回情報科学技術フォーラム講演論文集, Vol.2, pp.585-588, 2026.発表内容(吉田)
タイトル:登場人物の属性と関係性を統合した相関図の自動生成に関する検討著者:吉田真紘・藤川雄翔・松下光範
解説:本研究の目的は,物語テキストからAIを用いて登場人物の外見画像を付与した相関図を自動生成することである.AIを用いた物語テキストのコミック化,アニメ化には,まず物語の情報をAIが理解し,表現可能にする必要がある.今回は登場人物の属性と関係性を対象に,これらの情報を統合的に表現する手段として相関図に着目した.本研究では,①大規模言語モデル(LLM)を用いて物語テキストから登場人物の属性や関係性を抽出.②画像生成AIを用いて人物の外見画像を生成.に取り組み,相関図を自動生成する手法を提案した.検証の結果,一定の精度で登場人物の属性や関係性を抽出し,外見画像を生成できる可能性が示唆された.
論文情報(吉田)
吉田 真紘, 藤川 雄翔, 松下 光範. 登場人物の属性と関係性を統合した相関図の自動生成に関する検討, 第25回情報科学技術フォーラム講演論文集, Vol.3, pp.349-352, 2026.松下研究室からは以下の発表が表彰されました.
FIT奨励賞・M1 東岡秀樹「複数のウェアラブルデバイスを用いた跳躍動作計測手法の検討」FIT奨励賞・M1 吉田真紘「登場人物の属性と関係性を統合した相関図の自動生成に関する検討」
感想(東岡)
2回目の学会発表でしたが,情報系の学会で発表するのは初めてだったこともあり,とても緊張しました.発表準備を通して,自分の研究内容を相手に分かりやすく伝えるために,資料の構成や説明の仕方を試行錯誤する難しさを改めて実感しました.一方で,作成したデモを紹介した際には,他の参加者の方々が興味を持って見てくださり,とても嬉しく感じました.発表を通して,自分の研究を伝えることの難しさだけでなく,研究に関心を持ってもらえる喜びも感じることができました.今回の経験を今後の研究活動に活かし,より研究を発展させていきたいと思います.感想(吉田)
M1になってから2回目の学会発表でしたが,今まで参加してきた学会との規模が違ったため,今まで以上に緊張しました. 発表練習の時からずっとネックになっていた背景の説明は,意識しすぎるあまり早口になってしまい,今後の反省点かつ自分の弱点だなと痛感しました.ですが,発表会場に参加してくれていた同期のおかげで体勢を立て直し,後半からはゆっくりなペースで話すことができました.話す速度といい,発表資料の添削といい,先生からの指摘を理解しているにもかかわらず,反映できずに同じ指摘を受けることが多々あったので,これからは改善したいなと感じています.おわりに
今回のFIT2026への参加を通じて,情報科学技術分野の幅広い研究に触れることができました.発表や聴講で得た学びを,今後の研究活動に活かしていきたいと思います. (文責:東岡・吉田)
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