十期生 / 研究活動

Posted on 2021-01-08
HCGシンポジウム2020に参加しました


こんにちは.M1の福元です. 2020年12月15日(火)〜 2020年12月17日(木)にオンラインで開催された「HCGシンポジウム2020」で,発表いたしました.

発表内容

タイトル:盛り付け支援のための料理と器の関係性の分析~色ヒストグラムに着目した特徴分析~


発表者:福元 颯
概要:食事の魅力は美味しさや料理自体の見た目など調理の出来のみならず,盛り付けや食器の選択などの提供方法との組み合わせによって形成される.特に提供方法においては,器は見栄えの評価に大きな影響を与える.しかし,器の選択では見栄えだけでなく,料理の形状や性質との適合性を考慮しなければならず,最適な器は自身が料理を振る舞う相手,行事などの状況・背景や用途などの食事のコンテキストにも依存する.そのため,料理に対する知識や経験が少ない人にとっては難しい課題である.そこで,料理と器の関係性を分析し,盛り付けに関する知識や経験を有していない調理者への器の選択支援を目指す.その端緒として,本稿では料理と器の調和に着目し,料理と器それぞれの領域とその色ヒストグラムの関係について調査する.

感想

HCGシンポジウム2020は新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催となりました.私は前回広島で行われたHCGシンポジウム2019でも発表しました.本来は香川で開催される予定でしたが,オンラインになったため非常に残念です.発表は口頭発表と資料を用いたインタラクティブ発表を行いました.口頭発表では,参考になる先行研究や画像処理の前処理の問題について貴重な意見を頂きました.インタラクティブ発表はoViceというオンライン会議システムを用いた初めての試みでした.対面でのポスター発表のような資料は扱えなかったのですが,対面と同様に発表することができたので,充実した議論を行うことができました.今後は議論によく挙がった研究の将来性を意識して,料理と器のデータ構造を整理することで,調理支援を行いたいと考えております.
(文責:10期 福元 颯)
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