イベント
Posted on 2026-08-01
松下研究室の生徒が大阪府立茨木工科高等学校で授業を行いました!!
皆さん,こんにちは. 今回は2026年7月15日(水)に,大阪府立茨木工科高等学校の生徒向けに研究紹介を行ってまいりましたので報告します。 大阪府立茨木工科高等学校の方から高校生の皆さんが大学に興味を持ってもらうための講義のご依頼があり、松下研究室のメンバーで研究紹介をすることとなりました。 松下研究室からは4人のメンバーがそれぞれ、自分の行っている研究テーマをもとに、高校生へと授業を行いました。
テーマ:旅行(鵜飼)
概要
松下研究室M1の鵜飼凜です。私はテキストマイニングというテーマで高校生向けに授業を行いました。授業では、旅行先の口コミを例に、文章を単語に分け、出現回数を数え、ほかの場所と比べることで、その場所らしい言葉を見つける流れを紹介しました。実際に学生たちから集めた回答をWord Cloudで可視化する体験も取り入れ、言葉を集めて特徴を捉える方法が、口コミ以外の身近なデータにも活用できることを体験してもらいました。今回の授業では、身近な旅行の例から、テキストマイニングがどのように使われているのかを理解してもらうことを目指しました。感想
今回授業を行って、専門的な内容を高校生に分かりやすく伝える難しさを実感しました。自分にとっては当たり前になっている言葉でも、初めて聞く人には意味が伝わりにくいため、説明の順番や身近な例の選び方が重要だと感じました。学生たちから集めた回答をWord Cloudで可視化する体験では、学生たちが自分たちの分析結果を見て驚いたり、楽しんでいる様子が印象的でした。高校生への授業は今回が初めてだったので、不安もありましたが、今回の授業を通して、学生たちがテキストマイニングの概念や実際の活用例に対して興味を持ってくれたことがとても嬉しく感じました。テーマ:ニュース(茂木)
概要
松下研究室M1の茂木奈々瀬です。私はAIを「使う」というテーマで高校生向けに授業を行いました。AIの仕組みや歴史を簡単に紹介し、さらに、これからの時代にどんな使い方ができるかに着目した内容です。 AIの利用は便利ですが、情報の信頼性を低下させる危険性があります。情報自体が正しい場合でも、冗長または的外れな出力に疑いを抱けなくなるような、判断力の低下の懸念もあります。授業ではこれらに着目しました。生成文章を見抜けるか?といったクイズも行い、その困難さを体験することなどを通じて、AIについて考えるきっかけを持ってもらうことを目指しました。感想
高校生の皆さんに尋ねたところほとんどの人がChatGPT等のAIサービスを利用しており、身近な存在であるためか、積極的な姿勢で聞いていただけました。 高校生の皆さんは、思春期から生成AIが当たり前に存在していた「AIネイティブ」であるためか、私たちにはない視点や感覚があることを感じ、とても新鮮で刺激的でした。「こういう時はどうしたらいい?」というような、具体的なシーンを想定した質問も頂くことができ、授業でのテーマが伝わったように感じてとても嬉しかったです。AIそのものや自身の研究について、いつもとは異なる視点から考える貴重な機会をいただきました。この機会を活かし、さらに研究を進めていきたいです!
テーマ:センサ(東岡)
概要
松下研究室M1の東岡です。私は「身の回りのセンサ技術と活用方法」というテーマで高校生向けに授業を行いました。身の回りにどんなセンサ技術が使われているか、それらがどんな仕組みで利用できるのかを紹介する内容です。また、自身の研究である跳躍動作の計測について、実際に生徒の皆さんに跳んでもらい、身近なセンサを使って自分の動作を振り返る体験をしてもらいました。さらに、跳躍動作のセンサデータがどのようにして研究につながっているのかについても紹介しました。これらを通して、センサ技術の仕組みや、身近なセンサから何がわかるのかという点に興味を持ってもらえることを目指しました。感想
今回の授業では、高校生に伝えるための工夫に試行錯誤を重ねました。センサ技術についてそのまま話してもうまく伝わらないと思い、身近な例に置き換えたり、どこまで詳しく説明するか、どの順番で話すかを何度も調整したりしました。また、実際にやってみると嬉しいことがたくさんありました。自動ドアやスマートフォンといった身近な具体例の話を興味を持って聞いてくれたり、自分が作成した跳躍動作の計測システムに積極的に取り組んでくれたりしたのです。また、自分の動きが数値として表れることに驚いたり、結果を友達と見比べて盛り上がったりする生徒の姿をみて、とても嬉しかったです。テーマ:教育(杉本)
概要
松下研究室M1の杉本麻衣です。私は『「だるい作業」を「夢中になれる遊び」に設計し直す』というテーマで高校生向けに授業を行いました。私の授業では、人のモチベーションや学びの仕組みを設計する「行動変容デザイン」という分野を紹介しました。「人はなぜ面倒な作業を避けるのか」「どうすれば強制されずに自発的に夢中になれるのか」という問いを、記憶課題の実験やゲーミフィケーションの事例を通して体験的に解説しました。さらに、報酬とやる気をめぐる研究の答えが40年間で何度も塗り替えられてきた経緯をたどり、教科書に載る答えもまた「今この時点での最適解」であることを示しながら、研究が進むプロセスそのものを伝えました。感想
高校生のみなさんがクイズに積極的に反応してくださり、とても助けられました。今回はこれまでの学会発表以上に「伝えること」を意識して構成しました。私自身、高校生の頃は研究を難しそうで自分とは関係のないものだと感じていて、身の回りのものが研究によってつくられているなどと考えたこともありませんでした。だからこそ、研究が意外と身近であること、そして「常識や今ある答えを疑ってもいい」ということに少しでも思ってもらえていたら嬉しいです。今回紹介した研究は、私が現在進めている「どうすればニュースを読みたくなるのか」という研究の土台でもあります。発表としてまとめ直す過程で自分自身の理解も深まり、今後の研究にも活かしていきたいと考えています。まとめ
一人30分の計2時間という長い講義となりましたが、皆さん無事発表を終えることができました。 全員が時間をかけて資料を作成し、発表練習も行っていました。 上手く行って本当に良かったです。 高校生のみなさんもリアクションしながら授業を聞いてくれて、とても良い授業となったと思います。少しでも大学への興味を持っていただけたら嬉しいです。
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